ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

テレビで、広島市北部の安佐南区、安佐北区の大規模な土砂災害のニュースが流れています。
お招きを受けて全国に行くので、各地に知人がいます。
台風や自然災害のニュースのたびにはらはらするのですが、今回の広島の土砂災害はとりわけひとごとではなく心配です。

私が広島(厳密には大竹市)に住んでいたのはもう50年以上前です。
当時は、広島市が周辺と合併する前なのでまだ「安佐郡」でしたが、可部線で汽車通学して来ていた同級生も何人もいました。
高校の時の担任の先生の住所も、安佐郡でした。
先生ももう亡くなり、友人も、今はもう結婚したりして、同じところに住んではいないかもしれませんが、聞きなれた地名なので、ひときわひとごとではない気がするのです。

真砂土(まさど)という、花崗岩由来の土が多いという広島独特の地層が、大雨によって崩れやすくなるのだとか。

どんな対策がありうるのか、気にかかります。

「小学校で困ることを減らす親子遊び10」(木村順 小学館)を紹介する動画サイトができたとの連絡をいただきました。

小学館 ウチノヨメ「小学校で困ることを減らす親子遊び10」動画

8月16日に放送された東田直樹くんをめぐる番組もそうでしたが、「育てにくい」「心が通わない」「どう接したらいいのか分からない」と途方に暮れる親ごさんたちに、子どもの行動を「理解」する糸口が与えられて「そうだったのか!」と思えると、よい関係が作られてゆくのだと思います。

私も、専門家扱いされ、かかる期待は大きいのに、実際、親ごさんたちに何を伝えればいいのか分からなかった若い頃に、感覚統合の考え方に触れることができたのは、本当に幸運でした。

感覚統合がすべてではありませんが、「そうだったのか!」の入り口としては、とても分かりやすいと思います。

蛇足ですが「ウチノヨメ」って、誰の嫁?と不思議に思っていましたが、小学館の新刊案内を動画で行うサイトの名前らしいです。
 ウチノヨメ

「嫁」じゃなくて「読め」なのね、きっと。

 8月16日午後11時からのNHK総合テレビの番組「君が僕の息子について教えてくれたことーー自閉症の若者と外国人作家との奇跡の出会い」見ました。

この「そらとも広場」を含めて、他にもいろんな方に「見てください!」って宣伝しました。でも、どんな方向で作られているのか、事前に見たわけではないので、ちょっと心配でしたが、まっすぐな作りの番組で、安心しました。
東田くんやその周辺にいる方たちに共通して感じられる「透き通った」「透明な」感じが、美しい映像によくあらわれていました。

直樹くんのことばが、世界のいろいろなところで、多くの人の助けになっていることが本当にうれしいです。
杉山登志郎先生が登場されたのにはビックリしました。
40分もかかるMRI検査を「他の子のためになるなら」と耐えた直樹くん、ステキです。
弓状束………。確かに。

「何も分からない困った子」ではなく、「分かっているのに、表現できずに困っている子」として理解してもらえると、みんな、どんなに助かるでしょう。

東田さん親子が、今まで以上にお忙しくなられるのが心配ですが、(そういう舌の根も乾かないうちに、12月に狛江でお招きすることに決まっているんですが)がんばってほしいです。
分かってもらえずにいる沢山の「この地球(ほし)に住む自閉症の仲間」たちのために。

ついでに、自閉症関連ではありませんが、映画「潜水服は蝶の夢を見る」も、よかったら見てください。DVDがあります。
人にとって、コミュニケーションとは? を考えるのに大事な映画です。
フランスのST(言語聴覚士)が出てきます。

今日一日、息をつめる思いで23時を待っていたので、何だかとてもほっとしました。

東田直樹さんの生活をNHKテレビのクルーが半年近く(以上)密着取材していたものが番組になり、放映日が決まったとの連絡をもらいました。

2014年8月16日(土) 午後11時ー午前0時

  「君が僕の息子について教えてくれたこと」

東田くんが中学生のときに書いた「自閉症の僕が跳び跳ねる理由」(エスコアール 出版部)が英語に翻訳されて、海外20カ国でベストセラーになっています。
自閉症のお子さんが突然大声をあげたり、ピョンピョン跳ねたりするのか理由が分からず、コミュニケーションが取れないことで、親ごさんはとても苦しい立場におかれます。

この本の翻訳者のデビット・ミッチェル氏の息子さんも自閉症ですが、この本を読んで、息子の気持ちがはじめてわかった気がしたそうです。
番組は、そんなミッチェル氏と東田くんとの出会いを軸に展開します。 

           番組内容紹介はこちら(再掲)  ↓http://www4.nhk.or.jp/P3229/


  ★ぜひ、ごらんになって、自閉症の人たちの内面を理解して下さい。★

ホームレスが売る雑誌「ビッグイッシューJapan」誌上で毎号往復書簡を連載している精神科医の山登敬之先生からも連絡をいただきました。
山登先生は、東京えびすさまクリニックの先生です (^_-)-☆
いざという時に私が「せんせ〜〜い」とおすがりする先生の一人です。  

実は12月21日(日)障害者週間をちょっと過ぎますが、狛江で東田くんと山登先生とのコラボのお話会(講演会というほどかしこまったものではないものにしたいと思っているんですが)を企画しています。一般社団法人サポート狛江と市との共催です。

お二人の日程だけ押さえさせてもらって安心しちゃったので、そのあとの計画が滞ってますが、詳細が決まったらお知らせします。


ちなみに、東田直樹くんのブログも好評継続中です。
http://higashida999.blog77.fc2.com/
ほんとに魅力的な人です。東田くんは。人として。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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