ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

財団法人母子衛生研究会が開いている「赤ちゃん&子育てインフォ」という子育て関連情報サイトがあります。 
子育て中の親ごさんたちのありとあらゆる悩みが寄せられ、信頼できる先生方からのお返事が載ります。また、赤ちゃんの発達について、育て方について、危険防止の注意など、種々の情報が発信されているサイトです。

このサイトに「ことば」関連の記事がアップされました。
お話 : 中川信子   
さし絵: 林やよいさん 
「赤ちゃん期のコミュニケーション 毎日の生活がことばを育む」 です。

以前、この会が発行する「月刊 母子保健」「マミーノート」にまとまった記事として載ったものの再掲です。読んでいただけるとうれしいです。

親子でゆっくり進みましょう。

 財団法人母子衛生研究会
「赤ちゃん&子育てインフォ」
 

『エビデンスに基づいた吃音支援入門』(菊池良和著) 学苑社  1995円

「吃音ドクター」として各地で講演活動などに取り組んでいる著者による、STやST学生、学校の先生、家族等に向けた本です。
吃音当事者としての熱い思いが、つまっています。

まえがき を一部紹介します。
「吃音のある本人には、必ず一回は自分と吃音の関係を考えこむ時期がやってくる。人間分からないものは無意識的に排除しようとする。私が知る吃音の最新の知識を本書に詰め込んでいるので、吃音を理解し、吃音とうまく付き合う方法の一助になればと思う」

詳細は学苑社HPをご覧になって下さい。
http://www.gakuensha.co.jp/cn27/pg358.html
 

障害者制度改革が推進され、自立支援法廃止に向かう・・・というふれこみにも関わらず、あれこれの改革は停滞と見える今日このごろです。

何がどうなっているのか・・・・公式発表だけでは見えてこないことを、逐一、詳細に解説してくれている「あおいさんの部屋」があります。

又村あおいさん(男性ですけど)は、某市役所の職員で、「手をつなぐ育成会」発行の機関誌「手をつなぐ」編集委員であり、日本全国のさまざまな制度について熟知し、かつ、国や市町村の動きについても「地獄耳情報」を持っている人です。

又村さんのブログに掲載された 「障害者総合支援法」をめぐる記載を1回〜9回までまとめたものを、アップしました。

 ◆◆ テキスト形式
又村さん 障害者総合支援法解説 テキスト形式.rtf

◆◆pdfファイル
24年05月25日 又村さん  障害者総合支援法ってなに 9回まで.pdf

 

より詳しい内容、最新情報は、又村さんのHP「あおいさんの部屋」⇒「あおいさんの頭の中」をご覧下さい。

「一般社団法人 子どもの発達支援を考えるSTの会」 の会員STからご案内をいただいたので掲載します。

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第1回 親、教師、言語聴覚士のための吃音臨床講習会のご案内

〜吃音否定から吃音肯定への吃音の取り組み〜
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日時 2012年8月4日(土)10:00〜20:45
          5日(日) 9:00〜16:45 
 

会場  千葉県教育会館 http://chibaken-kaikan.or.jp/
    アクセス ◎徒歩JR千葉駅20分、JR本千葉駅12分、京成千葉中央駅12分
        ◎   バス(JR千葉駅東口2、3番より乗車)中央4丁目下車 徒歩3分

        
内容  教師・言語聴覚士(ST)・保護者を交えて「どもる子どもたちと、吃音の何を学び合い、何に取り組むか」を考える2日間の講習会にしたいと考えています。

講師 <記念講演> 浜田 寿美男 奈良女子大学名誉教授
   <基調提案> 伊藤 伸二 大阪教育大学非常勤講師
   <対談司会>  牧野 泰美 国立特別支援教育総合研究所
 
【第1日 8月4日(土)】
10:00〜10:30 受付
10:20〜10:30 開会
10:30〜12:30 基調提案:伊藤伸二
13:30〜15:30 講演:浜田寿美男
16:00〜18:00 対談:浜田寿美男 伊藤伸二 司会:牧野泰美
19:15〜20:45 グループや全体で話し合い

【第2日 8月5日(日)】
9:00〜12:00  ことばの教室担当者やSTによる、子どもへの取り組み
ことばの教室担当者やST、どもる人の体験・実践発表をもとに全体で討議する。
13:00〜16:00  親による、どもる子どもへの関わり、ことばの教室担当者やSTによる、親への関わり
実際の保護者の相談・面接を通して、親の子どもへの関わりを考える。
16:00〜16:45  全体討議
 
参加費用 5,000円 
 

参加申し込み 参加ご希望の方は、①氏名(ふりがな) ②保護者・当事者・ST・教師(いずれかを明記)③所属など ④連絡先Tel・Fax・Mail ⑤郵送先の郵便番号および住所 を記載したものを、
郵送またはメールにて下記の申し込み先までお送りください。

折り返し参加費送金用の振込用紙をお送りします。

入金確認ができましたら、受講票をお送りします。

申し込み締め切りは2012年7月25日(水)です。

なお、参加費は当日キャンセルされてもお返しできません。
受講票は他の方にお譲り下さい。 
 

申し込み/問い合わせ 吃音臨床講習会事務局 
  千葉市立あやめ台小学校 渡邉美穂
〒263−005 千葉市稲毛区園生町446−1
Mail:kituon-kosyukai@live.jp 
 

主催 
吃音を生きる子どもに同行する教師の会
   (事務局 千葉市立あやめ台小 渡邉美穂)
NPO法人 大阪スタタリングプロジェクト
    (代表 東野晃之)
日本吃音臨床研究会
    (代表 大阪教育大学非常勤講師 伊藤伸二)

「月刊 地域保健」という雑誌があります。保健師さんたち向けの雑誌です。

私は、この雑誌に超!長期連載のコーナーを持っています。多分、もう20年以上毎月書き続けています。
日本中の保健師さんに一番名前の売れているST(言語聴覚士)はナカガワかもしれません 
\(◎o◎)/!

子どものことばや発達について、乳幼児健診に関わる保健師さんたちを応援するために書いているので、ネタが尽きることがありません。

この
「月刊 地域保健」現在発売中の2012年5月号特集は「災害時要援護者の支援はどう進められたのかーー東日本大震災における福祉避難所の設営と民間支援」です。

特集の中に、私のお仲間である「一般社団法人子どもの発達支援を考えるSTの会」の会員STによる、陸前高田市の被災の状態と、支援の経過報告の記事が載っています。

地域で、支援するとはどういうことか?」をもっとも切実に考え続けてきた職種である保健師と、その働きのことを知っていただきたいので、興味のある方はどうぞ読んで見てください。

月刊地域保健   ← こちらから申し込めます。 

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2012年6月2日(土) 震災復興支援講演会「子どものこころとことばを育てるために」子どもSTの会主催)が予定されています。
(陸前高田市は、100人以上の多くの人が集まれる公的な場所がすべて被災したり使えなくなっているため隣の住田町の会場を使わせていただきます)

6月2日(土) 岩手県陸前高田市(会場は隣町の住田町)で、復興支援講演会と銘打って中川の講演会を開きます。

テーマは
「子どものこころとことばを育てるために」
主催は
「一般社団法人(になったばかりの)子どもの発達支援を考えるSTの会」です。
この会は、10年前に、まだまだ社会的に認知されていない子どもの発達支援にかかわるST(言語聴覚士)とその関係者とがつどう「ひろば」を作りたいということで設立、メーリングリストによる情報交換を中心に活動してきました。

会員がかかわっていた陸前高田市の療育教室が被災したことをきっかけに、会として支援金を集め、ST派遣など「顔の見える」支援をしてきましたが、その延長線上で講演会開催の話が持ち上がりました。

私は、力仕事では、全くお役に立ちませんが、「お話をするのでよければ喜んで!」とお受けしました。

現地や近隣の保育士、保健師、幼稚園の先生そして、保護者を対象に、子どもの発達全般についての元気の出る話をしたいと思っています。

詳細は「一般社団法人子どもの発達支援を考えるSTの会」HPからご覧下さい。
当日は、被災地を回るバスツアーも計画しています。

近隣にお知り合いがおられましたら、どうぞ、お伝えください。参加は無料です。

なお、7月21日(土)には同様の中味の復興支援講演会を気仙沼市で開催します。

たまたまNHKテレビをつけたら、宮島(広島県)のことをやっていました。
懐かしい!!
私は中高の6年間、大竹から己斐(こい。現在は西広島)まで45分かけて汽車で通学していたので、毎日二回ずつ(往復で)海に浮かぶ厳島神社の鳥居を見ていました。

夏休みになると「これから行こうか!」って、母と一緒に、汽車で20分、連絡線で10分かけて宮島に泳ぎに行ったことも何回かありました。宮島の海水浴場は海がとってもきれいだったからです。

中学校の遠足で宮島に行ったこともありました。渓流という感じで、実に美しい冷たい水が流れていました。

弥山(みせん)、紅葉谷(もみじだに)、大聖院(だいしょういん)・・・・・
どこも、何回行ったか分かりません。うどんがおいしいです。「牡蠣うどん」てのもあります。
参道の土産物やさん。中高の時の同級生のお店も一軒あるんですよ。

汽車はディーゼルになり、電車になり、宮島口と大野浦の間に「前空」という駅が一つ増えました。
私が汽車通学していた当時(「キシャツウ」と呼ばれていました。大半のクラスメートは広島市内から路面電車で通っていましたからね)山陽線の線路からは、鳥居が「見え放題」でしたが、2年ほど前に宮島を通りかかった時には、海と線路の間にマンションやホテルが建っていて、ほんのわずかの区間からしか見えなくて、残念でした。

時は移り、人も、たくさんのことも変わりましたが、自然と風景と伝統とが変わらず残っているのはとってもうれしいです。
伝統といえば、宮島は「神の島」なので、神様のお使いの鹿を守るために犬を飼うのはご法度だったり、島内にはお墓がなかったり、いくつかの決め事がありましたっけ。
番組の中である人が言っていましたが、確かに島全体に、何度でも行きたくなるような、いつまでも留まっていたいような、不思議になつかしい「気」があるのかもしれません。

私には、苦手なことはたくさんありますが、「一番苦手なのは、人に会うことと外に出かけること」というと、決まって「ええーーっ。とてもそうは見えませんが  \(◎o◎)/!」と言われます。
そりゃあそうでしょう。
私と(家の外で)会う人は「お外に出かけるモード」になっている私としか会わないからです、きっと。

このところ、地域で活動している団体「一般社団法人サポート狛江」は立て続けにシンポジウム、講演会やイベントを行っているので、そのチラシをあちこちに配布して歩かなければなりません。幼稚園、保育園、地域のセンター等々。

たかがチラシ配布と言っても、出かけて行って、園長先生や、その機関の責任者と顔を合わせニコニコして「よろしく〜」って言うのが、ほんとに大変。
一日延ばしにして、最後は踏み倒す・・・という欲求に駆られますが、日にちが迫っており、何より、自分たちで、「やろう!」と言い出して実施することなので、そういうわけにも行きません。あ〜あ、と思いながら、出かけます。
こうやってチラシを配ること自体が「顔の見える連携」を作ってきた底力になっているのも確かですし、思わぬ情報を聞かせてもらうこともあります。

でも、できることなら、一日中、一歩も外に出ず、うちの中で、本を読んだり、ゴソゴソして暮らせたらな・・・・・。一ヶ月くらいなら、難なく、そういう日を過ごせるな・・・と思いつつ、連休に突入です。

さあ、部屋を片付けなくちゃ。何がどこにあるんだか、探し物をしている時間の方が、仕事をしている時間より長いなんて、悲しすぎます。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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