市内の小中学校の特別支援教育の巡回訪問が続いています。
支援システムが整備されてきて、先生方の子ども理解は大いに進んできています。 最初のころは、校内委員会での協議が終ってから帰る道すがら、専門家チームの面々みんなで「はぁ〜〜」とため息をついて解散していたっけ、となつかしく思い出します。
最近は、どの学校で、どの学級でも、工夫された板書、配慮された発問、子どもの気持ちを支える声かけ、など、先生方の「よい所」がたくさん見つかります。
でも、いくら少人数クラスとか、習熟度別に分けても、勉強で苦戦する子どもたちはいます。
子どもによって理解度が違うのだから、その子にあわせた進度で進んでいいのであれば何の問題もないのに、一斉に進まなくてはならないから苦しくなっちゃうんです。
分からないというイライラが募るから、トラブルを起こす結果になってしまう。
本来は、いい子たちなのに・・・・
先日など、校長室での協議が終ったあと、思わず「勉強に向いてないんなら、勉強しなくてもいい、って言ってあげたいですよね〜。農作業とか、動物の世話が好きだっていうんだから、そういう方面に早く進ませてあげたいですよね。力を発揮するでしょうに」と言いましたら、居合わせた先生方と、専門家チームの全員が「ほんとに!!!」と、ものすごく強く同意して下さいました。
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