ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

 

 ベネッセと学研が相次いで、震災後の親子の心身のケアに役立つサイトを立ち上げたそうです。

ベネッセ

非常時の子育て情報サイト

   http://care.shimajiro.co.jp/
ツイッター

http://twitter.com/shimajiro_care

学研  避難生活が続くこども達のために。
     電子書籍 『保育おたすけハンドブック いつでもどこでも編』を無料配信・配布


     ゲームや遊びのいろいろ紹介

     http://ebook.gakken.jp/gstore/pdf/201103hoiku.pdf

 

大月書店から毎月のメールマガジンが送られてきました。 今回は、震災の後とて、内容が変更されていました。

    そして、「この状況下で出版社に今すぐできることは多くありませんが、全国各地で震災
や原発事故のニュースに不安を感じているお子さんをお持ちのご家族のために」ということで、絵本の全文を無料公開し、また、心のケアに役立つ本を掲載したとのお知らせが載っていました。
http://www.otsukishoten.co.jp/news/n2147.html

絵本は 『世界はどうなっちゃうの?〜こわいニュースにおびえたとき
     (心をケアする絵本5) 
    キャロル・シューマン 作  上 田勢子 訳  です。

 今回の事情とは少しちがうシチュエーションのようですが、でも、子どもの心のケアに必要なことがわかりやすく述べられています。
無力感にさいなまれずにいられない私たち大人にも慰めになるかと思いました。

詳細は    株式会社 大月書店
〒113-0033 東京都文京区本郷2-11-9
http://www.otsukishoten.co.jp/ 

2011-03-23

 狛江市は、先週末から震災被災者支援のため、夕方駅頭に立っての募金活動に取り組んでいます。日替わりで当番(?)の部が変わります。

今日、3月23日は、教育部が受け持ちでした。
狛江市には小田急線の駅が三つあり、私は喜多見駅に1時間駅に立ちました。
公民館長、指導主事をはじめ、図書館長、職員、図書館協議会の市民、社会教育関係の市民などなど計20人近く。

朗々とした声で募金を呼びかける人を尊敬のまなざしで仰ぎ見つつ、私は最後の「お願いしま〜す」のあたりを唱和するばかりでした。

たくさんの人が足を止め、紙幣を入れてくれる人がとても多かったです。
ポテトチップの丸い筒型容器を2本持って近づいてきた若者がいました。
「は??」と思ったのですが、彼はその容器にぎっしりの小銭を、募金箱にざぁ〜と入れてくれました。
 受け持ち時間は6時から7時までだったのですが、「もう一本だけ下り電車を待ちましょう」とみんなで言いながら待ちました。「もう一本下り電車を待ちましょう」というのは、「あと5000円は増えるゾ」というコンタンがあったからです。
でも、6時半過ぎからどんどん気温が下がり、7時ころには、足や手は感覚がないほど冷たくなりました。7時10分ころ、待望の下り電車が来て、募金活動は終わりになりました。

「手足がかじかむ」といった寒さは、本当に久しぶりでした。 私たちは、「じゃあ、おしまいですね、ご苦労さま」と家に戻って、体を温められますが、避難所の方たちは、ずっと、2週間以上も、こういう寒さの中にあるのだ・・・・と、そのつらさが思いやられました。

 コミュニケーション・アシスト・ネットワーク(CAN)からの情報提供をご紹介します。
CANは、言語障害や聴覚障害を持つ方の基本的人権を擁護し、社会参加を支援する為に、言語聴覚士を中心とした様々な専門家で設立されたNPO法人です。

■この度の震災では、多くの障害をもつ人々が、避難所で不自由な暮らしを強いられています。遠方の専門職などが直接支援に出向くことは現在困難ですが、言語聴覚障害者を中心に、障害者に対する支援方法をご紹介しておきます。

主な内容は以下のとおり。詳細はHPをご覧下さい。

 ・失語症の人への支援(3月22日更新)

 ・聴覚障害の人への支援(3月16日更新)

 ・自閉症や発達障害の人への支援(3月17日更新)

 ・摂食・嚥下障害をもつ人への支援(3月17日更新)

 ・認知症の人への支援(3月22日更新)

 ・高次機能障害の人への支援(3月23日更新)


◆絵文字を使ったコミュニケーション支援
 ・絵文字を使ったコミュニケーション支援(3月22日更新)

 東北関東大震災への募金先としては、赤十字や中央募金会などが信頼できますが、集まったものを配分委員会が県単位に配分を決めたうえで配分するので、少し時間もかかるようです。

それ以外の小回りのきく募金について、友人から情報をもらいましたのでご紹介します。 被災地の子どもたちに遊び場を提供しよう、という趣旨の活動です。

◆◆◆『セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン』◆◆◆

http://www.savechildren.or.jp/ 

セーブ・ザ・チルドレンは、1919年創設。
90年にわたり、すべての子どもの、生きる、育つ、守られる、参加する「子どもの権利」の実現を目指し、日本を含め世界120カ国以上で支援活動を展開。
子ども支援の世界的リーダーとして、国連や各国政府からも重要性を認められ、国連経済社会理事会(UN ECOSOC)のNGO催告資格である総合諮問資格(General Consultative Status)
を取得しています。

   この「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が「震災被災地に子どもの遊び場を作る」という主旨で、活動を開始し、「子ども広場」は4か所まで増えたとのことです。
http://www.savechildren.or.jp/sc_activity/japan-em1/

支援・寄付の方法は上記ホームページトップにありますが、こちらからでも。
http://www.savechildren.or.jp/contribute/japan_em.html

未曾有の大地震、大津波、そして原発トラブル・・・・。
テレビから目が離せず、苛酷な避難所での生活の中、助け合い、耐えている東北の方たちの姿に涙することもたびたびです。
これからどうなるのだろう、私に何ができるのだろう、と自問自答。
せめて募金することぐらいは、と赤十字に送金してきました。

気仙沼には、大切なSTの友人、Oさんが住んでいます。
気仙沼の津波と火事の映像が流されるたびに、胸のつぶれる思いでした。
住所から見ると、山の方なので、最悪の知らせがもたらされるまでは、きっと元気でいると信じたいと思っていました。

そして、今日、別のSTの友人がPerson  Finder(消息情報)のサイトに、彼のことが載っているのを見つけて知らせてくれました。
Oさんから、「自宅にいる、家族も無事」との連絡があったとの書き込みがありました。 
ご本人は足が悪く、高齢のご家族もあるので、きっとまだまだ安心するわけには行かないのだと思いますが、ほんとうにありがたく、うれしい思いでした。

ただ、こんなにも多く、亡くなられた方、行方不明の方がある中、自分の友人が無事だったからと行って手放しで喜んでいいのかどうか・・・・・。
そんな思いもして、胸中は複雑です。

 いっとき、宮澤賢治の詩を夢中に読んだ時期があります。
「けふのうちにとほくにいってしまふ わたくしのいもうとよ」ではじまる「永訣の朝」、
「こんなやみよののはらのなかをゆくときは/客車のまどはみんな水族館の窓になる」とはじまる「青森挽歌」。
いずれも最愛の妹、とし子を失った激しいかなしみをうたったものです。

その中の、印象的なフレーズを二つ。

【わたくしはただの一どたりと   
あいつだけがいいとこに行けばいいと
さういのりはしなかったとおもひます】(青森挽歌)

【わたくしもまっすぐすすんでゆくから】(永訣の朝)

被災された地方と、そして、この国の復興のために、私には何ができるのか問いつつ、自分に課せられる仕事を淡々と続けたいと思っています。

寒さが襲来しています。みなさまも、気をつけてお過ごしください。

 

知人から送られて来た災害時の障がい児・者支援に関するサイトを掲載します。 参考にしていただければ幸いです。

公衆衛生ねっと(3月19日追加)

http://www.koshu-eisei.net/
 

・日本自閉症協会 防災に関する資料

http://www.autism.or.jp/bousai/bousai-hb-siensyayou.pdf

・上記 携帯サイト

http://www.autism.or.jp/cgi-bin/saigai/bousai-hb/hb-siensya-1.htm#17

★行政 

・(厚生労働省)
東北地方太平洋沖地震により被害を受けた社会福祉施設、
医療機関等への災害復旧のための貸付について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161821

・(厚生労働省)
東北地方太平洋沖地震に伴う労働基準監督署、ハローワークの
開庁状況について(第5報)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161829

・(厚生労働省)
「平成23年東北地方太平洋沖地震等におけるボランティア・NPO
活動支援のための募金」について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161831

・(厚生労働省)
東北地方太平洋沖地震のボランティアを希望している皆様へ
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=161833

・(文部科学省)
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震における被災地域の
児童生徒等の就学機会の確保等について(通知)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/03/1303644_1537.html

★障害者・福祉関係団体

・(日本障害フォーラム(JDF))
被災障害者等への特別支援に関する緊急要望書
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/yobo/20110314.html

・(日本発達障害ネットワーク(JDDネット))
災害情報掲示板
http://jddnet.jp/index.files/archives2011/news20110313.html

・(日本自閉症協会)
「東日本大震災」支援専用ページ
http://www.autism.or.jp/cgi-bin/saigai/

・(日本精神保健福祉士協会(日本PSW協会))
「東北地方太平洋沖地震災害対策本部」の設置について
             −ご報告とお願い−
http://www.japsw.or.jp/s-honbu/index.html

・(ACT全国ネットワーク)
被災地の精神科病院の情報
http://assertivecommunitytreatment.jp/ph/

・(日本精神科病院協会)
東北地方太平洋沖地震 精神科病院被害状況
http://www.nisseikyo.or.jp/home/saigai/0307_1700.pdf

・(DPI女性障害者ネットワーク)
[暫定版]障害がある被災者について知っておいてもらいたいこと
http://dpiwomen.blogspot.com/

・(日本透析医会災害情報ネットワーク)
北海道・東北・関東で透析可能な病院一覧
http://www.saigai-touseki.net/sendsdata/total.php

・(きょうされん)
作業所・施設の復旧・復興にご支援ください【東北関東大震災】
http://www.kyosaren.or.jp/news/2011/sinsai.htm

★その他お役立ち情報・資料など

・(日本障害者リハビリテーション協会)
障害者と災害−障害者が提言する、地域における協働防災のすすめ−
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/disaster/2007seminar_houkoku/

・(国立障害者リハビリテーションセンター)
災害時の発達障害児・者支援について
http://www.rehab.go.jp/ddis/災害時の発達障害児・者支援ついて/

・(愛知ネット)
地域で進める災害時障がい者支援ガイドラインの巻き
http://hiromoto.seesaa.net/article/190582607.html

・(日本自閉症協会)
防災ハンドブック
http://www.autism.or.jp/bousai/index.htm

・(医学書院)
災害被災地におけるプライマリ・ケア
http://ht.ly/4dYsC

・(時事通信出版局)
iPhoneアプリ「家庭の医学」無料でダウンロード
http://itunes.apple.com/jp/app/id418302395?mt=8

・(兵庫県立大学大学院看護学研究科21世紀COEプログラム)
被災後に避難所で生活される高齢者とご家族の方へ
災害からの復興に向けて─避難所での健康と生活─
http://www.coe-cnas.jp/group_senior/manual/pdf/senior_hinanjyo.pdf

・(兵庫県立大学大学院看護学研究科21世紀COEプログラム)
災害看護/東北地方太平洋沖大地震
http://www.coe-cnas.jp/

    ・(立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点)
人工呼吸器
http://www.arsvi.com/d/v03.htm
 ●鼻マスク利用者のために、停電などの緊急時にアンビューバッグで空気を送る方

http://www.youtube.com/watch?v=04Cm-uiATec
 ●NPPVの停電時の対策について
http://tenjin.coara.or.jp/~makoty/als/2003NPPV/nppv.htm

・(がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ)
災害時の母乳育児支援の情報
http://blogs.yahoo.co.jp/nicu_sp25/8449626.html

 

・(#311care)被災者と支援者のための医療情報http://akkie.mods.jp/311care/

・(ゆき.えにしネット)
応援の手引き
http://www.yuki-enishi.com/challenger-d/challenger-d68.pdf

・(KVネット)
東北地方太平洋沖地震被災地でボランティアしたいと思っている方へ
http://www.kvnet.jp/touhoku_jishin.html

・(king1234stone )
自閉症や発達障害の人に震災時・避難時何をどう伝えるか聞くか
http://togetter.com/li/110662

・(児童精神科医 菜央@こころの小枝)
こどもたちと地震報道
http://bit.ly/8Y1cr5

・(福井県)平成23年(2011年)
東北地方太平洋沖地震に伴う災害ボランティア登録のお願い
http://info.pref.fukui.jp/danken/npo/060_sv/touhokujisin.php

・(兵庫県こころのケアセンター)
サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引き
http://www.j-hits.org/psychological/index.html

・(心理学 総合案内 こころの散歩道)
東北地方太平洋沖地震の災害心理学命と心を守るために
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/saigai/2011sanrikuoki_eq/index.html

★その他

・(TOTO)
断水・給水制限・停電時のトイレ使用について
http://www.toto.co.jp/News/dansui_teiden/

・(Yahoo!)(総務省)
東北地方太平洋沖地震に関するチェーンメールなどへの注意について
http://docs.yahoo.co.jp/info/notice42.html

・(matome.naver)
義援金等受付サイト情報
http://matome.naver.jp/odai/2129989217646489401

・(facebook)3/11 東北地震に関する情報http://www.facebook.com/0311earthquake.info

 ・(厚生労働省)
人工呼吸器を利用する在宅医療患者の緊急相談窓口の設置について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014wz7.html

・(AJU自立の家 災害時要援護者支援プロジェクト)
避難所間仕切りセットを無償で提供
http://www.nhk.or.jp/hisaito2/support/event_detail040.html

・(視覚障害者文化振興協会/JBS日本福祉放送)目で聴くテレビ 災害情報etcインターネット配信http://www.jbs.or.jp/broadcasting/

・(全日本ろうあ連盟)
東日本大震災に関する聴覚障害者関連情報
http://www.jfd.or.jp/tohoku-eq2011

・(日本言語聴覚士協会)
東北地方太平洋沖地震に関する情報はこちら
http://www.jaslht.or.jp/newsarticle_77.html

・(日本盲導犬協会)
 東北地方太平洋沖地震に伴う、仙台訓練センターの状況と救援のお願い
http://www.moudouken.net/news/article.php?id=445

・(日本盲人会連合)
東北・関東大震災 義援金のお願い
http://www.normanet.ne.jp/~nichimo/touhokukantoudaisinsai_gienkin.html

・(FTC)
日本での巨大地震発生によりFTCは消費者に対して募金詐欺について警告
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20110315#p11

情報を下さった方、インターネット書店「スペース96」さま  ありがとうございました。

 

今年も花粉がとび始めました。
調布市入間町の飯田医院に、漢方薬をいただきに行きました。
以前は平日の昼間はすいていたのに、『自閉症は漢方でよくなる!』が出版されて以来、お客さんがふえちゃって。
昨日は、待合室に入りきれない人が外で待っているありさまでした。
と言っても、待合室には4人分しかイスがないから・・・なんですが。

あと何人待ってようが、先生は、悠揚迫らず、楽しげに、「あっははは」と患者さんとゆっくりお話しされます。

私の2人前の順番のお母さんは「まだ、飲み始めて1ヶ月なんですが、なんだか落ち着いてきて、おだやかなんです。よく眠ります。以前は、学校でイヤなことがあると、家に帰ってからもなかなか切り替えられなくて大変だったんですが、切り替えがよくなりました。機嫌がよすぎて、ジョークばかり言うので付き合うのが疲れます・・・」とかおっしゃっていました。
「ラクになった」親子さんがいるなら、ほんとによかったなーと思いました。

 「安心」4月号に飯田先生の漢方治療のことが、8ページ記事で掲載されています。
早速購入しました。内容的には単行本に書いてあることとほぼ同じですが、コンパクトにまとめられたので、読みやすいと思います。 
「安心」という雑誌自体は、「手をもむだけで全身が超健康になる!」とか、まあ、すべての人にあてはまるとは言い切れないようないろいろな情報が載せられている雑誌ですが、ほどほどに信じ、ほどほどに疑う・・・というスタンスで、私も時たま買うことがあります。
今回の4月号は特集が「アッサリやせる  骨盤ダイエット」です。
付録にDVDまでついているので、試してみます!
効き目があったら、また御報告しますね。

自閉症のお子さんへの第一チョイスである大柴胡湯(だいさいことう)ですが、「緊張をとる」ということであれば、場面緘黙とか、吃音の方にも「ラクになる」効果があるのではないのかしら、と思ったりしましたが、飯田先生によると、それは、まだ例がないとのことでした。
最近、吃音の方(おとな、こども)や、場面緘黙の方の相談を受けることがなんだか多くなっているものですから。 

働きすぎたか、不規則な生活がたたったか、少々ばて気味になったので、ここしばらくは飛び歩くのを控えておとなしくすごすことにしました。

春は体調をくずし気味です。みなさまも、お気をつけて。 

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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