2011年02月11日

絵本  「なっちゃんの声〜〜学校で話せない子どもたちの理解のために」学苑社

  場面緘黙(かんもく)、選択性緘黙と言われる子どもたちがいます。おうちで、また、慣れた人や安心できる場所でなら、何不自由なくお話しできるし、むしろおしゃべりだったりもするのに、園や学校で、あるいは、外出するとひとこともお話ししない(できない)状態になる子どもたちです。
  日本では、なかなか支援が広がりませんでしたが、当事者と支援者が運営するサイト「かんもくネット」の活動や、本の出版などを通して、少しずつ理解が広がってきているようです。

 ご紹介するのは、本人やお友だちに、この「緘黙(かんもく)」という状態を理解してもらうためにうってつけの絵本です。

   「なっちゃんの声〜〜学校で話せない子どもたちの理解のために」
      はやし みこ  文と絵
      金原 洋治   医学解説
      かんもくネット  監修
               学苑社    1600円+税
               ISBN978-4-7614-0735-3

なっちゃの声.jpg「お家では話せるのだから」と、園や学校でも話すように強いるのではなく、園や学校が安心できる居場所になるように、大人たちが配慮することが何より大事なことです。
正しい配慮の前提は正しい理解。この本は、理解の助けになります、ゼッタイ。

場面緘黙Q&A.jpgかんもくネットが手がけた本「場面緘黙Q&A  幼稚園や学校でおしゃべりできない子どもたち」(学苑社)と合わせてお読みになり、“困っている”緘黙の子たちの味方になってあげてください。

医学解説をされた山口県下関の金原(かねはら)先生がどんな人か見たい(?)方はこちらをどうぞ。かねはら小児科  

金原先生、かんもくネットの角田さん、学苑社の杉本さん、よい本を出してくださり、ありがとうございました!! 活用させていただきます。

posted by 中川信子 at 23:39| Comment(0) | お勧め書籍案内