ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

  桐生に親友がいます。40歳を過ぎてからできた親友の、金居孝子さんです。「とおりゃんせ」というお店をやっています。売り物の中心は、お人形とオルゴールとランプなのですが、彼女の店には、「売り物」とは別の「何か」があるみたいに思えます。 

  前橋にある社会福祉法人「すてっぷ」とも浅からぬ因縁のお店でもあります。

 あ、そうそう、10月3日まで開催の「≪閉じ忘れた扉≫矢部藤子人形展」  は、一見の価値、あります。

 金居さんと知り合ったのは、星野富弘さんと歌とが取り持つご縁でした。最初に電話をかけたとき、金居さんの第一声を聞いただけで、「友だちだ!」と直感しました。 不思議なことに、彼女の方も同じように感じてくれたのだそうです。

 その後も、彼女に電話しようと思っていると向こうから電話がかかってきたり、「どうしてるかな?」とふと思い出したのは、ちょうど彼女が体調を崩していた時だった、などなど、なんとも不思議な関係の二人です。

  9月、群馬県子育て支援センター連合会での講演依頼を受けたのを幸い、桐生に寄って「とおりゃんせ」に寄って、久しぶりに金居さんとおしゃべりしてきました。

  そして、帰りにサンキャッチャーをおみやげにもらいました。
ちょうどほしいと思っていたのと同じ、どころか、200パーセント以上のステキなものでした。

  直径11センチほどの円形の木の枠の中に、スワロフスキーのクリスタルが組み込まれていて、窓辺に下げると、お日さまの光をあびて、部屋の中の至るところに、虹色の粒々がくるくると踊ります。
一日中見ていてもあきない・・・・と思いますが、幸か不幸か、私の部屋は東向きのため、やがて日が入らなくなるのでした。
  写真では、そのすばらしさの100分の一も伝えられませんが、載せてみました。

  光は、いろいろな波長が混合されると透明になるのだそうですが、  この、虹の色の粒を見ているとそれが実感されます。
    見えないけれど、確かに そこにあるもの・・・・
                     そういうもの、いっぱい、ありますね。

ついでに、上記「とおりゃんせ」の人形展(10月3日まで)のハガキを
スキャンして載せてみました。お近くの人はどうぞ。

矢部藤子人形展 30パーセント.JPG
とおりゃんせ住所 50.JPG

 吃音キャンプ in GUNMA  記事でご紹介した伊藤伸二先生の新しい本が出ています。
親、教師、言語聴覚士が使える  吃音ワークブック」(解放出版社   1890円)です。

 内容詳細は出版社のサイトでどうぞ。

また、「学習・どもりカルタ」(1000円)が吃音臨床研究会から発行されました。
伊藤先生の吃音への思いが44枚の読み札に込められていて、学習教材としても使えます。
問い合わせは電話で、となっています。
072−820−8244 日本吃音臨床研究会

   伊藤伸二先生のブログ
  吃音をどうとらえ、どう付き合うか。数々のことばを見つけることができるブログです。

  群馬県で吃音キャンプが開かれるとの情報をいただいたので転載します。詳しくは直接問い合わせてください。

  吃音キャンプ IN GUNMA  
            
2010/11/6-7
             於  国立赤城青少年交流の家  

------------------------------------------------------------------------ 昨年度、初めて開催された群馬県での吃音キャンプ。

そして今年、第2回を開催できることが決まりました!
是非ともこの機会に伊藤伸二先生とお話してみてはいかがでしょうか?
また、運営スタッフも募集していますので、 学生から一般の方々までどなたでもお手伝い頂けるとありがたいです。 また、講演会は一般公開になります。
伊藤先生の話が群馬県で聴けるのはこのキャンプの日だけです!
こちらもどなたでも参加可能です!(詳しくは、キャンプ要項の次をご覧下さい)
1.趣旨
 吃音のある子どもや、吃音のある大人、吃音のある子を持つ親、そして吃音のある子
どもたちを支える担当者や専門家が一堂に集い、吃音について知り、同じ吃音のある人
たちと語り、吃音があることに向き合いながら”暮らす”こととはどういうことかを感
じられる二日間にしたい。
2.期日:平成22年11月6日(土)〜7日(日)
3.場所:国立赤城青少年交流の家
4.主催:吃音キャンプIN
GUNMA実行委員会・群馬言友会
5.後援:群馬県ことばを育む親の会
    群馬県特別支援教育研究会 難聴・言語障害教育研究会
6.講師:伊藤伸二先生
Japan Stuttering Project(日本吃音臨床研究会)代表
      伊藤伸二ことばの相談室主宰 日本吃音臨床研究会会長
      セルフヘルプグループ、論理療法、交流分析などを活用し、吃音と上手につきあうことを探る。

   著者:「新吃音者宣言」(芳賀書店)      
       「吃音と上手につきあうための吃音相談室」(芳賀書店) 
       「どもりと向き合う一問一答」(解放出版社)    
       「どもる君と共に」(解放出版社) 

7.内容:伊藤先生の吃音についての学習会、懇談会及び懇親会(大人)、 
    レクリエーション(ゲームや創作活動)、伊藤先生との座談会等

8.参加者:吃音の気になる幼児、小学生、中学生、高校生、
        子どもたちの家族ことばの教室担当者、専門家、
        群馬言友会会員      (定員60名)

 9.参加費用:大人 4,000円
      子ども(幼児〜高校生) 3
,000円
       (内訳:1泊2日の宿泊費、食費、活動費、保険等の費用)
       
※講演会時の乳幼児の託児はありません。

10.日程の詳細は、直接お問い合わせください。   
    <11月6日(土)>各自昼食を済ませて(受付12:30〜12:50)
     <11月7日(日)> 昼食後 解散

 

11.申し込み〆切 9月30日(木)必着
12.問い合わせ先<群馬県吃音キャンプ実行委員会 事務局>
     〒370−2316富岡市立富岡小学校 言語指導教室
                    (担当:矢野 健治)
電話 0274-62-4124   FAX0274-62-3452

     メール gengo@t-tomioka-es.gsn.ed.jp 

以上です。

  「ひきこもり支援相談士」の資格(民間認定資格)があると友人から聞きました。
「ひきこもり支援相談士認定協議会」 による資格で
「全国ひきこもりKHJ親の会」
がかかわる資格だそうです。
ちなみに K=強迫神経症   H=被害妄想  J=人格障害 だとか。

 私は今まで全然知らなかったのですが、この親の会は、全国的にいろいろな支部を持って果敢に事業を展開し、政治にも積極的に働きかけているようです。

  ひきこもりの人たちが30代半ばを過ぎ、次々40代に突入しているといいます。また、引きこもりの背景には、多く発達障害が絡んでいるということも、最近、どんどん明らかになってきています。    早期に、多くの人の支援・介入が必要な事態になっていることは事実。だから、こういう会とか資格とかが生まれる必要性もわかります。   ただ、リンク先に、さりげなく家庭教師の派遣とか、行動療法士の資格取得とか、「??」というようなものが多くあるのが、気になります。

  何かご存じの方がありましたら、コメントフォーム等から書き込んで教えてくださいませ。(このホームページのコメントは、管理者の許可がないと、ホームページ上にアップされないしくみになっています。もしも、公開されたくない場合は、その旨お書き添えの上、コメントしてくださいませ。)

  私の属するメーリングリストに寄せられた情報によれば、厚生労働省で行われている障害者制度改革推進会議に関連して、『障害』の表記に関して、このほど、国民からの意見募集が始まったそうです。(9月10日〜9月30日)

私自身、いつも「障害」「障碍」「障がい」ということばに抵抗を感じていたので、意見を申し述べようと思っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「障害」の表記についての意見募集

障がい者制度改革推進会議の第一次意見を踏まえ、
推進会議の下に設けられた「障害」の表記に関する作業チームでは、
「障害」の表記についてどのような表記とすべきか検討を始めているところですが、
今後の議論の参考とさせていただくため、
「障害」の表記について国民の皆様から広くご意見を募集いたします。

内閣府HPより
https://form.cao.go.jp/shougai/opinion-0004.html

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  北海道広尾郡大樹町(たいきちょう)に来ています。
昨日、30度を越える東京を出て、帯広空港に降りる前、「帯広空港の気温は22℃」とアナウンスがありました。涼しいです。朝夕はもはや寒いくらい。
町のホームページによれば、8月の平均気温が17.8度だそうです。(そのかわり、2月の平均気温はマイナス8度!)

昨日(9月11日)午後に南十勝地域療育推進協議会主催の講演会がありました。
古川力也先生から依頼を受けたとき、みっともないほど即座に「行きます!行きます!」と返事しました。

北海道大好き人間のナカガワですが、中でも大樹町は、特に好きな町のひとつです。7月に浦河・べてるの家に見学に行った帰り、天馬街道を通って帯広空港から帰京する折にも、大樹町を通りました。
雄大な日高山脈をのぞみ、清流・歴舟川(れきふねがわ)が流れる広い広い町です。町名の由来はアイヌ語の「大木の群生するところ」(タイキウシ)から来ているそうです。大樹町のホームページに書いてありました。

以前に古川先生をおたずねしたとき、母子通園センター(現・南十勝こども発達支援センター)にご案内いただきました。暖かい、心のこもった雰囲気にも感動しましたが、それより何より、「耳が痛くなるほど静か」な環境が印象的でした。

今回もおなじように感じました。木が多くて、人の気配が薄くて、音が静かで。
多くの家が平屋です。贅沢な土地の使い方だなぁ・・・・。
日本で三番目に面積の小さい市・狛江(6.4平方キロ)に住んでいるナカガワとしては、全国で62番目に大きい面積(816平方キロ!)を有する大樹町はとてもうらやましいです。土地があれば、いろんな施設を建設できるし・・・・。

平成12年におなじ南十勝療育推進協議会でお招きいただいたときに泊まった隣町忠類(ちゅうるい)の「ナウマン温泉ホテルアルコ236」もとてもモダンな建物でしたが、今回泊まった「HOTEL TAIKI」もとってもおしゃれなホテル。

 また、来たいな・・・と思いながら、朝の便で猛暑の羽田に向かいます、あーあ。

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昨日、今日と雲っているので残念ながら「十勝晴れ」の写真ではありませんが、ホテルの窓から撮った周りのようすを貼り付けました。


追加情報 :  HOTEL  TAIKIの建物設計は、ナウマン温泉ホテルアルコ236とおなじ会社が設計したのだそうです。
朝食の折、ホテルスタッフに取材(?)しました (^_-)-☆   
ホテルのお庭にシジュウカラが集団で遊びに来ていました。

  

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  新しい本が出ました。                  

 「4歳までの子どものことばを伸ばす語りかけ育児」
出版社は  PHP   
価格は1260円です。

◎生協の会員向け企画なので一般書店には並びません。
◎店頭には並びませんが、申し込めば、取り寄せることができます。
  書名に ISBNコード 978-4-569-77867-9 を添えて
  くだされば、なお確実です。

◎PHPに直接申し込めば手に入ります。
  内容と、PHPへの申し込みについてはこちらをどうぞ
      ↓
http://www.php.co.jp/manabica/detail.php?id=77867
 
一般の親ごさん向けの入門の本として、読みやすく作っていただきました。
親子で、先生と、コミュニケーションを育てるために、お役に立てば幸いです。

  STと臨床心理士の両方の資格を持つ友人が教えてくれたSCERTS(サーズ)モデルについての情報です。

  SCERTS(サーツ)は、 次世代の自閉症支援の方法と目されているもので
 SC(Social Communiction)社会コミュニケーション
 ER(Emotional Regulation)情動調整
 TS(Transactional Support)交流型支援(家族中心・専門家連携による支援)
の頭文字を取った造語。
自閉症の人たちに対する包括的支援のための新しいフレームワークを示したものなのだそうです。ちょっとワクワクします。

   のぞみ発達クリニックの東敦子先生のブログに紹介されていたので、興味のある方はこちらをご覧になるといいかと思います。

 公開講座に合わせて、本も出版されたそうです。
「SCERTSモデル  自閉症スペクトラム障害の子どもたちのための包括的教育アプローチ」
  プリザント他    日本文化科学社    8400円

「自閉症、それ、何とかメソッドだ」、というのではなく、人生全体を見通しながら、当事者と家族がラクに生きていけるように支援すること。 時代は明らかにそちらに向かっているのに、なかなか方法論がなかったために、サーツに対する、期待が高いのだと思いました。公開講座への参加者は360名もおられたそうです。

今日は、「伊東光子 裂織展」に行ってきました。どれも、とっても美しい、夢のような色合いの作品で、完全に私の大好きな色ばっかりだったので、感動しました。
ケイタイで撮った写真なので、あまりステキじゃありませんが。

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日ごろ展覧会などにはほとんど行かないナカガワが、この猛暑の中、出かけていくのはアヤシイ、と私を知る人はみなさんお思いになるでしょうが・・・・・。

伊東光子は、私の3歳違いの姉なのです。
熟年になってから始めた水彩画と織物に、熱中しています。
そういえば、小さい時から、絵心がある、って言われていたみたい。
二人とも本の虫、であることは共通でしたが、他のことは、ほんとに違っていました。その証拠(?)に、私は絵心とは無縁でした。でも、とても仲のいい姉妹でした。
どうやら姉が「いっぱいガマンしていた」らしいです・・・・・
お時間のある方は、暑いですが、行ってみてください。

  

場所 : K.Sギャラリー原宿
  渋谷区千駄ヶ谷3−62−1
  電話  03-3470-0810
    JR原宿駅(竹下口)より徒歩2分
    東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」出口3番から徒歩5分
      「原宿外苑中学校西」交叉点すぐそば

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開催時間  4日(土)  11時〜18時30分                       5日(日) 11時〜17時

お問合せ・ご相談はこちら

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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