ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

 

  1月23日、新潟県三条市にお招きを受けて行ってきました。そもそも、講演会の主催が「教育委員会・子育て支援課」であることにも、興味しんしんでした。幼児期と学校教育が一線上に連続しやすい仕組みですが、まだまだ、全国的には珍しいと思います。
 案にたがわず、学ぶことがたくさんたくさんありました。
 担当者の方たちの熱意で雪も溶けそうでした。

  成果物の一つが「三条市子育てサポートファイル  【すまいるファイル】」です。   保護者が所持し、支援をつなげていくために役立てる目的の「サポートファイル」作りは各地で創意工夫にとんだものが次々作られていると聞きます。

 私は特別支援教育は、「特別ではない(すべての子どものための)支援教育」「当然支援教育」であるべきだという立場から、サポートファイルが「支援の必要な子」だけに配布されるのではなく、全児童に配ってほしいと常々思っていました。

 三条市は市全体として「三条市 子ども・若者総合サポートシステム」を構築し、その一環としての「すまいるファイル」なのだそうで、「もちろん、全員配布です。それでなければ意味がありません!!」との力強い担当者のおことばでした。

  
三条市子ども・若者総合サポートシステム
http://www.city.sanjo.niigata.jp/kosodate/page00234.html

三条市子育て支援ファイル「すまいるファイル」
http://www.city.sanjo.niigata.jp/kosodate/page00223.html

 

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実際に作成し、活用が始まっている自治体はきっと多くあると思いますが、「サポートファイル」について、知人からいただいた情報を次に載せておきます。

◇北海道・旭川    (全数配布する方向で取り組み中)http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/B9459AE2-D1BA-40B0-B111-13D0BB9C33CE/0/PANFU.pdf

◇福島、仙台、大分、兵庫  (県・市と発達障害者支援センターが中心)

http://www.pref.fukushima.jp/shinshin/hattatsu/hattatu7.html
http://www.city.sendai.jp/kenkou/hattatsu/gaiyou/seminar/pdf/kisokouza.pdf
http://122.249.210.94/ecoal/book/index.html
http://homepage3.nifty.com/auc-clover/html/06.html

◇神戸、島根   (大学の研究者が関与)

http://www.edu.kobe-u.ac.jp/fhs-renkei/info-H20.5.16.html
http://www.u-shimane.ac.jp/23to_region/01topics/2009-0518-1020-22.html

◇京都府・舞鶴
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/contents/7d7b0d0f1f3b216/other/7d7b0d0f1f3b2166.pdf

・長野県・松本市  (こども病院のリハビリスタッフなどが中心)http://www.pref.nagano.jp/xeisei/kodomo/pdf1/kobetusien.pdf

◇島根県・松江  (以前から有名な「だんだんファイル」)http://www.city.matsue.shimane.jp/jumin/fukushi/guidebook/shiryou/support_files.html

◇滋賀県・甲賀  (紛失対策としてインターネット管理)
http://www.we-collaboration.com/mt/2009/05/24/SHIGAteam_soudansien_siryou.pdf

◇九州・芦屋町  (全数配布)http://kosodate.nishinippon.co.jp/news/support/201001/13_009976.shtml

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サポートファイルの取り組みで大切なことは次のような点だと思います。(情報通の知人からの受け売りも含まれていますが・・・)

◇「作ること」や「持つこと」自体にも意味がある。
  (家族が何を記録しておいたらよいかわかる。相談の場で、専門家に何を話せばよいかわかる)
◇連続した支援を受けやすくなったり、ファイルを通して、連携が深まってゆく、という「実際に人の役に立つ、生きたサポートのツール」になることが一番大事

検討すべき点は
◇いつ、誰に渡すのか 
  (出生前後の全数配布? 相談や支援が始まった人に配布? 要望した人に配布?  
  それぞれの長所・短所をどう組み合わせるか)
◇みんなが継続的に使えるか 
  (誰かが一方的に強制すrのではなく、お互いが必要なツールにしていく工夫)
◇情報管理(個人情報管理)のルールはどうするか
   (家族や本人の許可の必要な部分とそうでない部分は何か)
◇どんなサイズのものにするのか?

◇記入する項目の精選
  (情報量を多くすると、読む側=連携先、提出先 の負担が大きくなる。
  簡潔な記述にすると、育ちの過程がぴんと来ない)

「サポートファイルサミットをやりたい!」という声もあがっているとのことで、これからの広がりと深まりが楽しみです。

 

  1月21日、沖縄・宜野湾市で「沖縄県母子健康大会及び母子保健推進員研修会」が開かれ、私は講師として参加しました。  出発した日は東京もとても暖かでしたが、沖縄は、それに輪をかけて暖かかったです。以前、2月に冬用のコートを着て沖縄に行ったばっかりに、ヒドイ目にあった覚えがあったので、薄着を心がけましたが、それでも、昼間に道を歩くと汗ばむほどでした。

 母子保健推進員さんの活動は地域によって、盛んなところと、あまり活発じゃないところがあります。関心のある方は、ネットで調べるといろいろヒットします。
  略称は「ボスイさん」です。このほかに「愛育班」という活動もあります。おなじような活動内容ですが、成り立ちが少し違うのだそうです。

  前記の大会には、知事あいさつや、宜野湾市長あいさつが予定されていましたが、お2人とも基地問題で東京に行っておられて、代理の方の参加でしたが、これがとてもうれしい話の始まりでした。

  控え室で、型どおりの名刺交換をしたのですが、県議会副議長さんが私の名刺を見てすぐに「ああ、コマエにお住まいなんですね、よく知ってますよ」とおっしゃるのです。

  全国的には、「狛江」と言う字を見てすぐに読める方は少なく、「あのー、何て読むんですか?」とか「あのー、何県ですか?」と聞かれるのが常です。まれに「コマエですね」と読んでもらえたり、「小田急線ですよね」と言ってもらえるともう、舞い上がってしまいます。

 そこへ遅れて入ってこられた副知事さんも、「コマエなんですね、ぼくもよく知ってますよ、住んでいたんですから」とのこと。「ええーー !」と感激して、思わず声が上ずってしまいました。

  よくお聞きすると、副知事さんも、県議会の副議長さんも、沖縄の学生寮にいたことがあるとのこと。確かに、狛江には、沖縄県の学生寮があります。狛江市内でも世田谷区に近いところで、住所は岩戸北、です。

 実は、その寮の真向かいに、おいしい自然酵母のパン屋さんがあります。
狛江市子ども家庭支援センターの帰りに、たまたま通りかかって買ったパンがおいしかったので、時々寄ってパンを買っています。
そのときに、「あれ、沖縄の学生寮がこんなところにあるんだ!」と思ってみたことがありました。 。「南灯寮」という名前の寮です。
  沖縄県の資料によれば、関東地方にある沖縄県の男子学生寮は狛江と千葉県習志野市とにしかないみたいです。光栄なことです。
ちなみに女子学生寮は世田谷区にあるそうです。

  副知事さんと、副議長さんと私の三人で、しばし、狛江のことや、学生寮にいたころの思い出話で盛り上がりました。   この日は、ホテルから会場までの道のりに付き合ってくださった健康増進課の担当者も、ご友人がSTだそうで、マイナーなSTの仕事の内容を説明せずに済んでとても幸せな気持ちになりました。

  そしたら、今度は、北海道から狛江出身のC先生の話題が飛び込んできました。釧路に住む友人の小児科医・堀口貞子さんのホームページ「コロボックル通信」に、そのことが載っています。
 早速感激メールを堀口さんに出したところ、何度かのやりとりがあって、この話題の中心のCさんのご両親は、私の狛江の知人や友人たちと、浅からぬ仲だということが判明しました。いやーー、小さな狛江ならではの人の縁。
  Cさんも、狛江のことを大好きで、狛江のことを知っている人と会うととてもうれしい、とおっしゃっていました。
「地域」で、人との縁の中で、人は生き、生活し、育てられるんだなーとつくづく思います。

  沖縄から帰ってすぐ、今度は雪の新潟(三条市)に来ました。 三条市でもいっぱいすごい人たちと出会いましたが、それはまたの機会に。

  「AERA with  BABY 2月号」(朝日新聞社)が発売されました。
  特集が「ことばの発達  大研究」です。
発達心理の専門家、お医者さんなどに混じって私も取材を受けました。
お話ししたことが記事にまとめられています。
私としては、いつでもどこでも誰にでもお話ししているような内容ですが、まとめるライターさんが違うと、料理の方法もちがっていて、おもしろいです。

主な項目は
◇おしゃべりは生まれた時から始まっている
◇「分かる」から「話す」へ ことばは変化していく
◇コミュニケーションからことばは育つ
◇からだ遊びでことばを鍛える
◇テレビ、ビデオでは育てられない子どものことば
◇ことばの悩み相談室        などです。

 なお、同じ号で「『三歳児神話』ってホントなの?」という特集があり、これも、大変興味深かったです。
  本屋さんで見かけたらどうぞ。

 1月17日、三原市のNPO法人「ふぁいと」のお招きで、講演に行きました。泊めていただいた広島エアポートホテルの窓からは、真っ赤なまん丸な夕日がしずしずと沈む様が見えて、あまりの美しさに見とれてしまいました。

 講演会が終わってから、お土産に、といただいたのが「たこバウム」(蛸波夢)というバウムクーヘン。包み紙には「竹塩のまろやかな味わいと、タコの風味がとてもクセになるおいしさ」って書いてあります (@_@)   想像できないですよね、タコの入ったバウムクーヘンって?

  ところが、ところが・・・・・・
こらが、すばらしくおいしかったのです。かすかな塩味と、ゴマ粒程度に細かくなったタコのプツプツした風味と、なにより、しっとりした生地。
 私は、もともとタルト系やパイ系よりもカステラ系のお菓子がすきなので、バウムクーヘンは大好きなのですが、これはまた、ダイエットの大敵出現。

  広島県三原市にある洋菓子店「ペガサス」の製品です。
(宣伝するつもりはありませんが、見てみたい人のために、URLをリンクさせました。)

  ペガサスのご主人の、「たこバウム」に寄せる思いが栞になってお菓子と同封されているのですが、それがまた、おもしろい。

  「(タコの)えさを力いっぱい捕まえてサザエやアワビなどの殻も噛み砕いて中身だけを取り出して食べ、危険を感じるとシューと墨を出し周りを見えなくして逃げて、自分の体よりはるかに小さな穴の中でじっと耐えて辛抱強く待ち、周りのようすを見てまた活動するという芯の辛抱のできる生き方に教えられました。人の道も同じだと思います。仕事は元気良くはたらき、また辛抱の時がきたら芯の辛抱ができてこそ、すばらしい人生が送れるのではないでしょうか」   芯=バウムクーヘンの芯  に重ねられてるんですよね。

  「ふぁいと」の平本さんご夫妻、ありがとうございました (^_^)/~

私の本のさし絵をいつも描いて下さっている林やよいさんの文、ご本人の了解を得て転載します。

 「わ・はは」という、重度の障害のあるお子さんを持つお母さんたちのサークルの冊子に掲載されたものです。

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   ありがとう        林やよい 

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脳性まひで、知的にも身体的にも重度のしょうがいのある娘と暮らしてきて十七年経った。人には「お母さん、よくがんばって育てて来られたわね」と言われるが、どう考えても「しょうがいじの母向き」でない私を、引っ張ってきてくれたのは、娘のほうである。  

 

 たとえば私は、たいへんひがみっぽい。

子どものころから、何か物事につまづくたびに「どうせ、私なんか」とすねていた。

体育でも、勉強でも、友だち付き合いにおいても、「できる人」と自分を比べては、いちいち落ち込んだ。だから、「標準」とかけ離れている娘を授かったときは、きっともう立ち直れないと思った。

ところが・・・・・。

予想をはるかに超えて発達がゆっくりな娘と暮らし、ほとほと疲れ果て、比べるのをやめた途端に、ストン、と楽になった。実は「こうでなくっちゃだめ」という物差しを作っていたのは自分で、比べることで私を苦しくしていたのは私自身だったということに、気付いたのだ。

 

  また私は人に気持ちを伝える事が、ひどく苦手だった。

「誤解されるぐらいなら黙っていたほうがいい」と思っていた。

でも、娘と暮らしていると、全然知らない人に車いすの介助を頼んだり、スロープや身障者用のトイレがどこにあるか尋ねたりしなければならない。

さらに進路選択の節目節目には、しょうがい児というものについて全くわからない人たちを相手に、あの手この手で気持ちを伝えなければ門戸が開かない。はじめは仕方なく、だった。

でも、話しかけてみると、世間の人たちは案外温かく、聞く耳を持ってくれていることがわかった。

だんだん、行動を起こすのが苦にならなくなり、このごろは、人に働きかけて、どんな反応が返ってくるかを待つことが、楽しみにさえなってきた。

 

 それから、私は、物の見方がひどく悲観的であった。

何かうまくできたことがあっても「所詮、これだけしかできない」とへこむ。ところが、できないことだらけの娘と付き合っているうちに、ほんの少しの「いいこと」も、目ざとく見つけて喜べるようになった。

 いつもは表情の乏しい娘が、ちょっと笑った、とか、支え無しで座っていられたとか、ささいな「いいこと」をとても愛おしく思えるようになった。すると、毎日の暮らしが「いいこと」だらけに変身した。

「いいこと」は、娘の成長だけにとどまらない。

きょうも空が青い、とか、とりあえず元気で起きて動ける、とか、爆弾が飛んでこないところに住んでいられる、とか。

暮らしている周りのことが、いちいち大切に思える。

「当たり前」のことが実はちっとも当たり前ではなく、「在り難い」ことだったことに気付いた。

特別な変化があったわけではない。

娘は十七歳の今も発達診断では生後八か月程度の発達レベルだと言われている。オムツも取れないし、食事も全介助が必要だし、車いすがないと移動はできない。言葉も出てくる気配がない。

 だけど、朝、まだすやすや眠っている娘の気持ちよさそうな顔を見ているだけで、心の底から幸せがふつふつと湧き上がってくる。

娘との暮らしは、なんと言ったらいいか、とても、哲学的である。

ほとんど黙っていて、でも、ひたむきに生きている確実な存在であるからこそ、娘は命の重さを、ダイレクトに伝えてくれるのかな。

そして私にいろいろなことを考えさせてくれるのかな。

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林さんのことは、以前にも紹介したことがあります。

ほんとに不思議なご縁の方なのです・・・・・・・。
http://www.soratomo.jp/article/13483818.html
 

(クリックすると拡大表示されます)

テレビ会議システムで中継されるセミナーのご案内です。
今回で3回目です。
全国40箇所ほどの会場で視聴可能です。

 

詳しくは直接開催担当社にお問い合わせください。

        印刷用・パワーポイントファイルはこちらから
                ↓
            2月20日 プログラム.ppt  (表裏2ページ)
            2月20日  講演内容紹介.ppt

  STの養成校時代の友人に お寺の住職をしている人がいます。 毎年いただく賀状には、いつも味わい深いことばが書かれてあります。

 今年いただいた賀状のことばです。

【雨の日には雨の日の  老いの日には老いの日の  かけがえのない 大切な人生がある】

【強い人になるには たくさんの挫折が必要です。優しい人になるには 何度もの哀しさが必要です】

【優越感の正体は 劣等感である】

曽我量深師のことば、とのことです。

  「木馬の会」飯高京子先生からの情報提供がありましたので、ご案内します。

  LLブックは知的な制約のある児童・青年、学習障がいのある人々も楽しく読むことのできるよう、AAC(補助・代替コミュニケーション)を活用し、興味をもって取り組める配慮をがなされています。スエーデンから始まって、国際的に静かなブームを巻き起こしている運動です。

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1)名古屋 1月16日(土) 9:50〜15:00

  会場: 名古屋国際会議場 2号館 234号室
  講演:プロール・トロンバッケ氏    
     (スエーデン、やさしく読める図書センター所長)
     http://www.dinf.ne.jp/index.html

  実践報告: 吉田くすほみ氏 後に情報交流会
  定員 150名 (要予約)
  受講費:1,000円

  主催: 子どものためのあいちAAC研究所、名古屋 YMCA
  後援: NPO法人 学習障害児・者の教育と自立の保障をすすめる会
      NPO法人 学習障害児の学園・見晴台学園
      愛知県自閉症協会

 連絡先:名古屋市東区代官町35-16 名古屋YMCA
     Tel. 052−932−3366
     Email: s-morimune@nagoya-ymca.or.jp
                  担当 森宗 志保

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2)大阪 1月 17日(日) 13:00〜16:20

  会場: 大阪市立中央図書館 5階大会議室
      大阪市西区北堀江 4丁目3−2

  講演:プロール・トロンバッケ氏 (13:05〜14;:35)
         (スエーデン、やさしく読める図書センター所長)
         http://www.dinf.ne.jp/index.html

        LLブック、マルティメディア DAISYの展示
                   (14:35〜15:00)
   報告:関西発「LLブックを届けるための活動」
           (15:00〜15:30)
          藤澤和子氏   (京都府立聾学校)
          吉田くすほみ氏 (大阪養護教育振興会)

   プロール氏を囲んで懇談 (15:30−16:20)

  定員: 300名(先着順)
  入場: 無料
  主催:知的障害・自閉症児者のための読書活動をすすめる会、
     (社)大阪市知的障害者育成会 

          電話 06-6539-3326, Fax 06-6539-3336
          http://www.oml.city.osaka.jp

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3)東京 2月27日(土): 
      会場: 江戸東京博物館ホール
      展示  10:00〜16:45      
      セミナー 13:00〜16:30

   セミナー予定内容:  
     ・「やさしく読める本」の意義と海外のLLブック出版
              藤澤和子 (日本PIC 研究会代表)

     ・よみやすくわかりやすい新聞「ステージ」編集活動
            ステージ編集委員会(全日本手をつなぐ育成会) 

      ・近畿視情協「LLブック特別研究グループ」による
               LLブック・マルチメディアDAISYの製作
               服部敦司 (枚方市立中央図書館) 

      ・公共図書館における知的に障害のある人へのサービス
              山内 薫 (墨田区立 あづま図書館)  
      ・49年ぶりに実施した特別支援学校図書館の実体調査から
              野口 武悟 (専修大学文学部準教授)
      ・特別支援学校図書館での実践
             児島 洋子 (鳥取県白兔養護学校図書館)

 主催:知的障害・自閉症児者のための読書活動を進める会
     有限会社 読書工房
 共催ほか (省略)     

 今日(1月11日)は、狛江市の成人式がありました。教育委員を拝命して以来、ご招待をいただくので、欠かさず出席しています。   例年は会場の中での一般参加だったのですが、今年は「教育委員長職務代理者」として、市長、副市長、教育長と並んでの壇上に並ぶ来賓でしたので、緊張しました。一緒に壇上に並んだ振袖や紋付羽織はかま、フォーマル姿の成人式実行委員会の新成人の面々も、「キンチョウするーー」って言っていました。

 狛江は、例年、新成人代表の若者たちが、何回も実行委員会を開き、自分たちらしい式にしようと奮闘してくれています。 

 会場の新成人たちは、市長さんや市議会議長さんの挨拶の間も、旧交をあたためるおしゃべりに忙しいようすで、会場はお世辞にも静かとは言えませんでしたが、前のほうに陣取った元気いっぱいの子たちも含めて、ちゃんと拍手もして、礼儀は守ってくれておりました (*^_^*)

  実行委員たちが手分けして取材し、編集したビデオレターに、中学時代の先生たちが登場すると「わぉー」とどよめきが起きました。昔も今も、中学生はいろんなことをやらかしてくれますが、正面からぶつかってくれる大人の存在は、一生心に残るんですね。

  主催するのは、児童青少年課です。 前年、前々年の実行委員(その年の新成人)たちも、バックアップに回ってくれるようになりつつあるそうです。また、例年、青少年委員の方たちが、受付などを全面的に協力してくれているそうでした。

  成人されたみなさん、おめでとう!  今は、ぴんと来ないでしょうが、一緒に「わが町」を作って行きましょうね、

1月、2月は講演が続きます。
一般の方の参加可能な講演会(1月分)を掲載しました。

1月17日(日)

広島県三原市   NPO法人「ふぁいと」主催講演会

画像をクリックすると大きくなります

 

 第一部  午前10時半ー11時半  一般保護者むけ
        「今だから大切なこと  0歳から3歳までの子育て」

  第二部  午後1時半ー3時半     支援者むけ
        「子どもの発達と支援
       〜子どものすこやかな成長を共に喜ぶために〜」

    会場 本郷生涯学習センター

    問い合わせ: itiban1@m-cn.ne.jp  平本さん

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1月23日 新潟県三条市 発達応援セミナー

   日時  平成22年1月23日(土)  午後2時ー4時
   会場  新潟県 三条市総合福祉センター
   テーマ 
 「はっぴぃ親子になる方法  
              子どものからだ・こころ・ことば」

   問い合わせ先  三条市教育委員会
      子育て支援課総合支援係  0256−45−1114
      学校教育課 指導担当    0256−45−1118

← クリックすると大きくなります

 

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1月25日 山形県 酒田聾学校
  
 日時   平成22年1月25日(月) 午後2時半ー4時半
   会場   東北公益文化大学
   テーマ  「ことばの発達とおとなのかかわり」(仮題) 
   対象   聾学校保護者、内外の教職員、一般の方々

   問い合わせ先 酒田ろう学校          
               TEL 0234-34-2019  
               FAX 0234-34-2019

  本の紹介
『親子で身体いきいき 古武術あそび』
       岡田慎一郎  NHK出版

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NHK福祉ネットワーク「シリーズ障害者制度改革」再放送のお知らせ
12月13日(月)〜15日  
          12時〜12時30分

                12月12日 up

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中川信子  著作一覧を更新しました。

             22年12月2日up

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新しい本が(また)出ました。

   「ことばの育み方」  NHK出版

ことばの育み方.jpg

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「オススメの本」でご紹介した2冊の本の広告が、本日(平成22年11月20日)読売新聞朝刊に掲載されました。

「自閉症は漢方でよくなる」(飯田誠)
「発達障害の子の感覚遊び 運動遊び」
                   (木村順)

    pdfファイルはこちら⇒scan-001.pdf

     クリックで拡大されます

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「ママが知らなかったおっぱいと離乳食の新常識  
      かしこい育児はおくちからはじまる」

       監修  中川信子
       小学館  998円
 人間の不思議を感じさせられる、とても興味深い
  本です。もちろん、読んでためになります。


おっぱいと離乳食.jpg

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 狛江市民まつり (11月14日)

 「ミニSLと笑顔の森」にわれらサポート狛江の出番!

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 『続・自閉症の僕が跳びはねる理由
   会話のできない高校生がたどる心の軌跡』

  東田直樹くんの新しい本が出ました。
                      
22年11月4日 up
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 作業療法士 木村順さんの新しい本がでました。 感覚統合をいかし、お家で楽しく適応力を育てる。

『発達障害の子の感覚遊び・運動遊び』
   木村順  講談社  

木村順さんの本.jpg

                 22年10月26日up

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大柴胡湯(だいさいことう)の効果を紹介

「自閉症は漢方でよくなる!」(飯田誠  講談社)
 が出ました。

飯田先生本.jpg

                                    22年10月25日up

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調布市子ども発達センター開設1周年記念講演会

平成22年11月5日(金)

      終了しました

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K-net(かんもくネット)講演会 in 神戸
    11月7日 13時30分〜
 

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吃音キャンプ in  GUNMA 
     11月6日(土)−7日(日)

             22年9月21日up

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 「ひきこもり支援相談士」資格と「ひきこもり親の会」

                22年9月21日up

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新しい本が出ます。

 「4歳までのことばを育てる 語りかけ育児」
       PHP

77867-1 syuku.JPG

           22年9月7日 up

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自閉症の人たちへの包括的支援の枠組み
  SCERTS(サーツ)モデル

                22年9月6日up

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ちょっと個人的なことですが・・・

美しい裂織(さきおり)展を見てきました。 

伊東光子裂織展(於原宿)

9月5日(日)まで

201009031512.jpg

  終了しました

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本の紹介

『パスポートは特性理解 
 青年・成人期のアスペルガー障害・特定不能の広汎性発達障害』
    NOPO法人ノンラベル  田井みゆき
    かもがわ出版         22年8月15日up

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本の紹介(また聞き、また読み紹介)
 

実践満載 発達に課題のある子の保育の手だて」 
  佐藤暁    岩崎学術出版社 

                    22年8月9日up

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東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画骨子案発表

   都内で3回の説明会
   意見募集も             7月8日up 

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狛江で「アイムヒア(僕はここにいる)の上映会をします

    6月29日(火)  昼の部・夜の部

                6月25日 up

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7月3日(土)のNHK教育テレビ「すくすく子育て」
   テーマは「ことばが遅い?と感じたら」

                22年6月20日 up

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 「東京生活支援ノート〜つなぐ〜」

  東京都手をつなぐ親の会作成のサポートブック
                22年6月18日 up

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 「乳幼児健康診査に係る発達障害のスクリーニングと
早期支援に関する研究成果
〜関連法規と最近の厚生労働科学研究等より〜」

          (平成21年3月)
                22年6月16日up

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映画「降りてゆく生き方」

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 本のご紹介

 『奇跡のリンゴ 
  〜「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録〜
 石川拓治    著
 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」製作班監修
 幻冬社   
                 22年5月11日   up                    

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本のご紹介

『技法以前 べてるの家のつくりかた』
       向谷地生良  
       医学書院(シリーズ ケアをひらく)

                  22年5月11日 

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本のご紹介
『気になる子も過ごしやすい園生活のヒント』
  執筆   あすなろ学園
  出版元  学研     
               22年4月10日up

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 「狛江市育ちの森マップ」
 ごらんになってください。
  (「サポート狛江」HP内) 

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本の紹介
 「支援から共生への道
    発達障害の臨床から日常の連携へ」
         田中康雄
         慶応義塾大学出版会

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ウォーター君.jpg

伊丹市水道局の「ウォーターくん」

  伊丹在住の友人、林やよいさんの
 アレンジによるものです。
  詳細は「のぶろぐ」に。

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日置真世のおいしい地域(まち)づくりのためのレシピ50』

     著者 : 日置真世
         発行 : 全国コミュニティライフサポートセンター
     発売 : 筒井書房           
         価格 : 2000円+税

                  2月7日 up

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「AERA with  Baby 2月号」(朝日新聞社)発売
    特集は「ことばの発達 大研究」 です。

                   1月19日 up

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1月のナカガワ講演のご案内(一般の方も参加可能)

      17日  広島県三原市
     23日   新潟県三条市
     25日   山形県酒田市

2月予定ナカガワ講演会のご案内(一般参加可能なもの)

    20日  学校保健・保健活動セミナー(全国中継)
    28日  神戸YMCA 

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東京都教育委員会作成 乳幼児の保護者向け資料
「乳幼児期を大切に〜〜心と体の基礎を育てるとき」

   は スグレモノ!                    22年1月6日up

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  国立特別支援教育総合研究所 セミナー が開かれます。
  Ⅰ= 22年1月     Ⅱ=22年2月

                                               22年1月6日up

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 東京都教育委員会が乳幼児を持つ保護者のための資料「乳幼児期を大切に〜〜心と体の基礎を育てるとき」を作成しました。(21年11月作成)

  主な内容は、

●乳幼児期は心と体の基礎を築く大切な時期であること
●その心と体の基礎である脳の構造や発達のメカニズムの科学的な説明

◆「まずは早起き・早寝!夜の光は危険です」
◆「『食べること』で育てる」
◆「『動くこと』の基礎を育てる」
◆「遊びが子供を育てる」
◆「五感に受ける刺激が子供を育てる」
◆「ふれあって親子の絆を」
◆「乳幼児に絵本の読み聞かせを」     などです。

視覚的に分かりやすく、科学的根拠に基づく説明つきで、実にスグレモノで私は感激しました   \(~o~)/

しかも、HP上からダウンロードできます。

「東京都乳幼児期からの子供の教育支援プログラム」
              http://www.nyuyoji-kyoiku-tokyo.jp/

        ↓

保護者向け資料「乳幼児期を大切に〜〜心と体の基礎を育てるとき」資料
     http://www.nyuyoji-kyoiku-tokyo.jp/download.html

同じサイトから「早起き・早寝」のパンフレットもダウンロードできます。    

  国立特別支援教育総合研究所(NISE)主催のセミナーのご案内です。まだ申し込み受付中だそうです。

セミナーⅠ「特別支援教育の充実に向けた教育課程編成の工夫」
   平成22年1月25日(月)、26日(火)
   国立オリンピック記念青少年総合センター

 分科会テーマ

1)自閉症教育における特別支援学級の教育課程編成の工夫
2)特別支援教育におけるキャリア教育の意義と展望〜〜キャリア教育の視点による教育課程及び授業の充実を目指して
3)複数の障害への対応を考えた教育課程の工夫〜〜教育課程編成に向けて、いかに学校の組織力・専門性を高め、効果的な指導の工夫をしていくか

セミナー Ⅱ 「特別支援教育における指導及び支援の具体的な手立て」 
  平成22年2月26日(金)  9時45分ー16時30分
   国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)

 分科会テーマ

1)通常の学級における発達障害のある子どもへの支援〜〜学級サポートプランを活用したわかる授業づくり
2)特別支援学校における進路指導・職業教育の充実に資するための支援ツールの提案〜〜全国調査をふまえて
3)重複障害のあるこどものアセスメントーー見え方とコミュニケーションに関する初期的な力の評価と支援


 

22年01月01日 日の出.jpg

初日の出を見に、多摩河原に着いたのは6時35分ころでした。(東京の日の出は6時51分)

その時間には、まだ満月が出ていました。多摩川にかかる小田急線の鉄橋の真上に。

 河原に下りてしばらく待つと、川のはるか先の方が徐々に明るくなり、雲がピンクに染まり、徐々にその色が濃くなって茜色へと変化し、そして、ついに、まばゆい光が顔を出しました。

そして、振り返ると、お月さまはもう、顔を隠していました。

太私は日の出を見たのは生まれて何回かしかありませんが(-_-;) 太陽系誕生以来、お日さまは毎日毎日こうやって地平線から、水平線から、雲のかなたから昇りそして沈み、を寸分の間違いもなく繰り返してきたのかと思うと、なんともいえない畏敬の念、というか、不思議な気持ちになりました。 自然の営みはすごいです・・・・。

陽の出る前と後では、多摩川の河原のあたりの風景も一変しました。

光は、私たちにとって、とても大切な存在なのですね・・・・。

今年も、困難な状況の中でも、光を探して、光を集めて、努力しようと思いました。

年明けには、狛江市で市との協働事業で作成作業をしてきた「支援ネットワークマップ(狛江市 育ちの森マップ)が完成します。支援機関の情報を必要とする人たちのところに、必要な情報が届くようになれば、と願っています。

今年も、どうぞ、よろしくお願いします。

22年01月01日 日の出.jpg

あけましておめでとうございます。

よい年でありますように。

東京はとてもよいお天気です。

多摩川まで初日の出を見に行きました。

この写真は、太陽が出始めるしばらく前のものです。

お日さまが昇り始めると、写真を撮るのも忘れて見入ってしまったので・・・・・。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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