沖縄に来ています。
「沖縄ではコートは邪魔なのよねー」と思いつつも、中綿入りコートを着てきました。出てきた日、東京は冷たい雨が降っていたので。「(東京が)こんなに寒いのだから、もしかしたら沖縄も寒いのかも・・・・」とも思ったのですが、やっぱり沖縄はあたたかかった!! 人々が、ワイシャツ一枚とかで歩いています。
ST(言語聴覚士)養成校での講義のために来たのですが、学生さんも、教員の方たちも、タクシーの運転手さんも、「寒い、寒い 今日は、今年一番の寒さ」とか「寒くてふとんを出るのがいやだった」と言ってましたが、それでも、10度以上はある気温。年間通して、10度を下回ることはほとんどないそうです。暖かいところでは、“身体がゆるむ”感じが確かにあります。
沖縄には紅葉がないそうです。
そう言えばいたるところ緑が茂り、赤や黄色や紫の花が文字どおり「咲き乱れて」います。
養成校のそばにある警察では、この時期、「ハブが出たから捕まえて」という出動要請が多いのだそう。養成校の掲示板にも「ハブに注意!」との掲示が出ていました。
私は「目に入るものは何でもかんでも読まずにいられない、しかも、アタマの中で音に変換して」という特性というか、クセというか、ビョーキを持っているのですが、沖縄では音に変換して読めない看板や道路表示があるので、かなりストレスです。「与那原」って書いて「よなばる」と読むのだから、「西原」って書いて「さいばる」って読むのかと思いきや「にしはら」だったり。
(※上記を書きながら、「特性=ト“クセ”イ⇒クセなんだ!」と、
音と意味の共通性に瞬時に反応しました!
ことば遊びにハマらずにいられないのも私の特性=クセ
の一種です)
心は「あれ、何て読むの?」と聞いているのですが、前方に注意しながらクルマを運転してくれている人に「あれ、何て読むの?」って聞くわけには行かないので困ります。 「今帰仁」を「なきじん」と読むのは以前に学習しましたが、ほかにも読めない名前がたくさん、たくさん。
授業でそんな話をしたあとの休み時間に、学生さんの下駄箱の前で(名前が貼ってあるので)一人ずつ読んでいたら、一人の学生が「名前を読んでるんですか?」と話しかけてきてくれて、いくつかの読めない名前を教えてくれました。そして、さらに、ゼッタイに読めないだろう地名があることや、その地名の由来、音便で音が変化していったようすを音声学的に見るとこうなるらしい、と教えてくれました。
夜に、食事をしたお店の名前は「ぱいかじ」。
店を予約してくれた先生にさっそく「どういう意味?」って聞きました(^_-)-☆ 「南」の「風」という意味だそう。
そういえば本土でも、南風のことを「はえ」、東風のことを「こち」と言います。
古語由来らしいですが、ことば、って面白いですね!!!!